他で顎関節症が良くならない理由
顎関節症の対処方法としてはマウスピースを用いた噛み合わせ時の負担軽減や精神的なストレスでの歯軋りを軽減するためにカウンセリングなどあります。また状態によっては規則的な鎮痛剤を用いることもあります。
上記のような対処療法で痛みや開けにくさが軽減することもありますが、痛みや違和感を繰り返してしまうケースも少なくありません。「何年も良くならない」「一時的に良くなっても定期的に痛くなる」「薬を飲めば楽になる」などの場合は考えられる原因へアプローチする必要があります。
根本的なアプローチには、近年の研究で顎関節症には筋膜を整えることが有効とされています。また、猫背やストレートネックなどの不良姿勢でも噛み合わせが悪くなり、顎関節症になりやすいとされています。
顎周囲の筋膜が硬くなると顎の筋肉がリラックスできなくなり、無意識のうちに夜間に噛みしめてしまうことや口が開きにくいということが生じます。そのため、顎や首周囲の筋膜を整えることはもちろんのこと、猫背やストレートネックなどの姿勢の改善が必要になります。