自律神経失調症の改善

他で自律神経失調症が良くならない理由

自律神経失調症は、薬を飲み続けるだけで改善するのでしょうか？

最初の方は軽い薬で様子をみていたけど、悩みが改善していかないので、徐々に強い薬へと処方されていくことに不安を感じているのではないでしょうか？

抗不安剤・精神安定剤を飲むことで、確かに動悸や息苦しさなど精神的に落ち着きを得られます。しかし、薬は悩みを改善するものでなく、一時的に抑え込んでいるだけで、薬の効果がなくなると、辛さが戻ってしまいます。そのため、辛さを抑えるために、ずっと抗不安剤・精神安定剤を飲み続けることになってしまうため、根本的に自律神経失調症を改善したいのであれば、薬だけに頼るのは賢明な選択ではありません。重要なのは、自覚する症状が一人一人異なるので、考えられる原因も一人一人異なります。自律神経の乱れには、様々な考えられる原因が複雑に関係していることが多いため、下記に示したようなタイプや悩みにより、身体と心の両方に働きかける改善、生活環境を整えていくこと、また、体質や性格、生活習慣の乱れにも注目して改善していくことが必要となります。

自律神経失調症についての説明＆考えられる原因

まずは、身体の自覚する症状として、頭痛、腰痛、肩・首のコリや体温調節が上手く出来ない、発汗、手や足先の冷えなどがあります。また、めまい、耳鳴り、動悸や息苦しさ、慢性的な疲労感、食欲不振、手や足先のしびれ、微熱、喉のつまりや違和感があります。

　次に、心の自覚する症状として、やる気が出ない、情緒不安定、うつ病のような辛さ、不安感、集中できないなどがあります。

　タイプとしては、①本能性自律神経失調症、②神経症型自律神経失調症、③心身症型自律神経失調症、④抗うつ型自律神経失調症の4つに分類されます。

5つの考えられる原因

考えられる原因としては、下記の5つが挙げられます。

①生活習慣の乱れ：夜更かしや夜間の勤務などの不規則な生活習慣

②様々なストレス：社会的や精神的なストレス、人間関係や環境の変化

③ストレスに弱い体質や性格：幼い頃からすぐ吐いてしまう・下痢しやすい・環境の変化があると眠れないなどの体質、ノーと言えない・気持ちの切り替えが上手ではない・依存心が強い・人の評価を気にしすぎてしまうなどの性格

④環境の変化：社会環境の変化・人間関係や仕事の環境の変化

⑤女性のホルモンバランスの影響：女性ホルモンのリズムの変化

さらに、上記の5つに加えて、自律神経は、背骨から出て各臓器に向かうため、背骨の前後の筋膜の緊張は自律神経の正常な活動を妨げ、原因不明の不調を引き起こすとも言われています。首や肩周囲、背中やお腹の筋膜が緊張すると筋肉のコリが生じ、結果的に前傾姿勢となりやすく、猫背やストレートネックなどの姿勢の歪みに繋がってしまいます。

当院での自律神経失調症改善方法

当院では、まずは自律神経失調症の悩みや考えられる原因をしっかり把握して、その上で、自律神経の正常な働きを妨げている筋膜の異常がどこなのか見つけていきます。筋膜とは全身を覆っているボディスーツのようなものです。筋膜にシワやよじれが生じると体の組織が硬くなりコリや痛みが出現します。また、同時に組織が硬くなるため体の動きにくさを生じさせます。それだけでなく姿勢の歪みも生じさせます。筋膜にシワやよじれが生じると体の様々な組織に負担がかかる姿勢の歪みが定着してしまい、悩みを長引かせる悪循環を作ってしまいます。

そのため、施術をする前に、約30分間で自律神経失調症の考えられる原因をカルテ＋姿勢分析＋カウンセリング＋身体の状態の確認を行い見つけていきます。施術は、筋膜マニピュレーションを用いて徹底的に根本改善を目指し、さらに姿勢の歪みの改善や再発しない身体にしていきます。