理学療法士の健康相談室
首を寝違えてしまった場合の治し方は?原因や痛みがあるときの対処法
首を寝違えてしまったが治し方が分からないという方も多いのではないでしょうか?寝違えとは、一般的に就寝時の負担によって首周りの筋肉や靭帯に炎症を生じ、痛みによって首を動かせなくなる状態を指します。 しかし、首の痛みは寝違え以外の神経痛や捻挫、むちうち、肉離れ、頸椎椎間板ヘルニアなど、ケガや病気などを発症しているケースもあるため、注意が必要です。 今回は、首を寝違えてしまったが治し方が分からずに悩みを抱えている方に向けて、原因や痛みがあるときのおすすめの対処法について解説します。
最終更新日: 2025.12.17
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寝違えとはどのような状態?
まず寝違えとは、就寝時の負担によって首周りの筋肉や靭帯に炎症を生じ、痛みによって首を動かせなくなる状態を指します。医学的には「急性疼痛性頸部拘縮(きゅうせいとうつうせいけいぶこうしゅく)」といいます。
首の痛みの原因は、寝違い以外にも神経痛やしびれなどの神経由来の症状、首の動作時に負荷がかかった捻挫、交通事故などの過度な外力によるむちうち、頸椎椎間板ヘルニアなどの整形外科疾患などさまざまな可能性があるため注意が必要です。
首の寝違えか判断が難しい場合や、症状が改善せず状態が悪化したケースでは早めに整形外科などの医療機関を受診し、医師の診察や治療を受けるようにしましょう。
寝違えの原因

寝違えは睡眠時の不良姿勢によって、首周囲から背中などの後ろ側の筋肉が過度に伸長された場合や、直接的に筋線維を圧迫されることで負荷がかかり生じます。
また、筋肉の過緊張によって血流が低下した状態も寝違えを生じるリスクが高く、普段の日常生活上での疲労の蓄積や心理的ストレス、運動不足、飲酒などの影響を受ける場合があります。
さらに、睡眠中の寝返りの回数が少ないことも首の寝違えを生じるリスクを高めます。上記の影響で筋肉の硬さを生じたケースや、枕やマットレスなどの日頃の睡眠環境が寝返りの回数に関与するため、筋肉や関節などの組織だけでなく、環境面を配慮することも大切です。
首の寝違えを起こさないための予防法
首の寝違えを起こさないための予防法について解説します。先ずは、前述したように寝具の変更によって睡眠環境を整えることをおすすめします。枕の高さ、敷布団やマットレスの硬さなどを調整し、左右に自然な寝返りを行いやすい寝具を選ぶようにしてください。
環境因子だけでなく、身体機能も寝返りに影響を与えるため、不良姿勢を改善することも効果的です。具体的な方法としては、デスクワーク時やスマートフォンの使用時に自分自身の姿勢を意識することや、モニターやデスク、椅子の高さを調整し、不良姿勢とならないように注意することが大切です。
また、これに関連して不良姿勢を改善するためには、硬くなった筋肉に対してストレッチを行うことも重要です。首や肩回りの筋肉のストレッチを行うことで柔軟性や血のめぐりを改善し、正しい姿勢をキープできるようにしましょう。
冷房器具による体の冷えも筋肉を硬くするため、部屋の室温を調整することで体を冷やさないように注意しましょう。体が冷えた場合は、お風呂の湯船に浸かることや、徒歩とエアロバイクを活用した有酸素運動によって、体や筋肉を温めるようにしてください。有酸素運動は30分の連続した運動を週に3回以上を目安に行い、疲れの残らない範囲で運動強度を設定するようにしましょう。
首を寝違えたときの治し方と整体を利用したほうが良いケース

首を寝違えたときの治し方と整体を利用したほうが良いケースについて解説します。寝違えの治し方と整体の利用を考えるケースについて知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
寝違えの治し方
首を寝違えた際の治し方としては、痛みや違和感、可動域制限があるケースでは、首を無理に動かさず安静にするように注意してください。痛みや熱感、腫れなどがある場合は炎症を生じている可能性が高いため、患部に対して保冷剤、冷湿布、アイスパックなどを使用してアイシングを行うようにし、内服薬や湿布などの消炎鎮痛薬の使用も検討しましょう。炎症症状は数日の安静で治まるため、炎症期間中はマッサージやツボ押しなどの圧迫や運動による刺激を避け、症状の回復とともに鎮痛薬の使用を中止してください。
炎症症状の有無の判断や消炎鎮痛薬の使用方法、応急処置の方法、セルフケアの方法などに関して不明点がある方は、整形外科などの医療機関を受診して医師に相談するようにしてください。
寝違えたときに整体の利用を考えるケース
寝違えたときに整体の利用を考えるケースとしては、医療機関での治療が終了しても違和感が残る場合や、違和感によって動作に支障をきたしているケースです。違和感を軽視して対処せずに放置していると、慢性化する可能性があるため、早期に対処するようにしましょう。
筋膜リリースなどのアプローチを得意とする整体院で筋膜調整や骨盤矯正、骨格矯正などの施術を受けることで、首周りの筋肉をほぐしたり不良姿勢にアプローチしたりするとともに、セルフケアのアドバイスを受けることができます。首の寝違えで悩んでいる方や、治し方が分からずに困っている方は、ぜひ一度整体院にご相談ください。
首の寝違えの治し方が分からずに困っている方へ

今回は、首を寝違えてしまったが治し方が分からずに悩みを抱えている方に向けて、原因や痛みがあるときのおすすめの対処法について解説しました。寝違えは、首周りの筋肉や靭帯に炎症を生じ、痛みによって首を動かせなくなった状態です。
しかし、神経痛や捻挫、むちうち、肉離れ、頸椎椎間板ヘルニアなど、ケガや病気などを発症しているケースもあるため注意が必要です。
今回、ご紹介した治し方や予防法を試しても不調が改善しない方は、筋膜リリースなどのアプローチを得意とする整体院で筋膜調整や骨盤矯正などの施術を受けることで、首の寝違えによる不調を緩和できる可能性があります。 医療機関での治療が終了したにもかかわらず悩んでいる方や、ケア方法が分からずに困っている方は、一度整体院にご相談するのがおすすめです。
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監修
M&メディカルリハ
株式会社
執行役員
髙見 友
(たかみ ゆう)
保有資格
- 理学療法士
- 日本理学療法士協会会員
- Certified Fascial Manipulation® Specialist (CFMS)
- ドイツ徒手医学認定セラピスト 2016年取得
- 認定理学療法士 運動器領域 2019年取得
経歴
- 2008年
- 千葉・柏リハビリテーション学院卒業
- 2008年
- いちはら病院勤務
- 2018年
- あかおぎ整形外科クリニック勤務
- 2019年
- M&メディカルリハ株式会社 執行役員就任