外反母趾が急に痛くなった!すぐにできる対処法&エクササイズを紹介

外反母趾が急に痛み出すことがあり、悩んでいる方も多いでしょう。すぐに収まれば良いですが、痛みが続くと仕事や日常生活にも影響が出てしまいます。出先などで急に痛くなったときに備えて対処法を把握しておきたいところです。今回は、外反母趾に関して、急な痛みへの対処法や痛みを緩和するエクササイズ、進行を防止する方法などを中心に解説します。


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外反母趾の痛みはなぜ起こる?

外反母趾は足の親指が内側のほうに向かって曲がってしまい、付け根の部分が突出してしまっている状態のことです。中高年の女性に多く発症しています。

外反母趾で生じる症状のうち、特に多いのは親指の付け根付近の突出している部分の痛みです。

親指の関節が変形し、関節内の軟骨にストレスがかかっていることが痛みの原因です。患部が炎症や関節症を引き起こすケースも少なくありません。靴を履いたり歩いたりすると痛みがさらに強くなります。

つま先が細いデザインの靴やヒールの高い靴を履くと、親指の付け根にかかる負担が大きくなります。

そのような靴を普段から履いている方は外反母趾を発症しやすく、痛みも強くなりがちです。

また、親指の付け根が突出していると、靴と接触しやすく摩擦が生じやすくなります。その影響で炎症を引き起こすこともあるのです。

外反母趾が急に痛くなったらどうする?

出先などで急に外反母趾が痛くなったときに、どのような対処をすれば良いのかみていきましょう。

歩幅を大きくする

外反母趾の痛みは歩行時に足を地面に付ける際に生じます。歩幅が狭いと歩数が多くなるため、痛みが生じる回数も多くなり、つらく感じられるでしょう。

逆に歩幅を大きくすると、同じ距離を歩くのに必要な歩数を減らせます。痛みが生じる回数も減らせるため、幾分楽になるでしょう。

また、歩幅が大きいと足の裏全体に負担が分散しやすく、足先への負担は軽減されます。その結果、痛みも軽くなる可能性があります。

痛み止めを服用する

痛み止めを服用して対処するのも効果的です。薬局やドラッグストアなどで、消炎鎮痛効果が期待できる塗り薬や飲み薬を購入できます。薬剤師がいる店舗で、外反母趾に悩んでいることを伝えた上で相談してみるのが良いでしょう。

また、整形外科を受診すると医師から痛み止めの薬を処方されることもあります。

サポーターを装着する

薬局やドラッグストアなどで、外反母趾用のサポーターが販売されています。サポーターを装着していると、靴と親指の付け根の患部が直接当たらなくなるため、痛みが緩和されるでしょう。

また、サポーターのなかには、母趾の変形を抑えるものもあります。一時的ではあるものの痛みや炎症を和らげられるでしょう。

冷やす

外反母趾が痛む場合には、患部が熱をもっていることもあります。冷湿布などを使用して患部を冷やすと痛みも緩和されるでしょう。冷湿布が靴と患部の間の緩衝剤としての役割も果たします。

患部を冷やす際には氷や氷水を使用するアイシングも効果的です。15~20分程度を目安に、氷や氷水を患部に当ててみましょう。

簡単エクササイズで外反母趾の痛みを緩和

外反母趾の痛みを軽減するには、足の筋肉や腱のバランスを整えるストレッチや体操が有効です。では、簡単にできるストレッチや体操を紹介します。

足指ストレッチ

1.座った状態で脚を組み、ストレッチをする足の指を反対側の手で掴む
2.そのまま親指を内側の方向に優しく引っ張って、15~30秒程度静止する
3.次に外側の方向に向かって優しく引っ張り、同じように15~30秒程度静止する

1日3回程度行うのを毎日続けていきましょう。足指の柔軟性が高められ痛みが和らげられます。

タオルギャザー体操

1.タオルを1枚用意して椅子に座る
2.座った状態で床にタオルを広げて足の指で掴む
3.掴んだタオルを手前に引き寄せて戻す動作を10回繰り返す

足指の筋肉が鍛えられて、痛みの緩和につなげられます。1日に2~3セットを目安に毎日行いましょう。

ボール転がし

1.ゴルフボールやテニスボールなどの小さいボールを用意し、椅子に座る
2.ボールを床に置いて、その上に足裏を乗せる
3.その状態でボールを左右前後に転がす

痛みがある部分にはあまり強い圧力がかからないようにゆっくりと動かすのがコツです。

足裏のアーチ構造が強化され痛みの緩和につなげられます。片足につき5分程度を目安にして1日2回行いましょう。

つま先立ちトレーニング

1.自然な状態で直立する
2.つま先をできるだけ上の方に向ける
3.つま先を下ろしたら、次は逆にかかとを上に上げてつま先立ちをする

バランスをとるのが難しい場合には、壁などに手をついても問題ありません。

これを交互に30回繰り返すのを1セットとして、毎日2セット行いましょう。裸足で行うと足の指を使いやすいためおすすめです。

外反母趾の進行を防ぐには

外反母趾の痛みを和らげて進行を防ぐためには何をすれば良いのかみていきましょう。

靴選びを見直す

外反母趾対策においては、靴選びが非常に重要です。ハイヒールやパンプスは、足指にかかる負担が大きく、外反母趾を悪化させてしまう可能性があるため避けましょう。

靴のサイズが合っていない場合にも足指に大きな負担がかかります。大きすぎても小さすぎてもいけません。自分の足に合った靴を選ぶようにしましょう。

つま先部分の幅が広めで、足指が自然に広がるくらいの余裕のある靴だと、負担が軽減されます。また、かかと部分がしっかりと固定されるかどうかも重要です。アーチサポートがあるとなお良いでしょう。

足指の運動を習慣にする

立ち仕事をしている方や、仕事でハイヒールが必須の方は足指への負担が特に大きいです。足の筋肉が硬くなっていることもあります。普段から足指の運動やマッサージなどをして積極的にほぐすことが大切です。

前章で紹介した簡単なエクササイズを日常的に実践するようにしましょう。習慣化して長く続けていけば、外反母趾の進行防止に役立ちます。

サポーターや矯正器具を使用する

外反母趾の悪化を防ぐには矯正器具を使用するのが効果的です。ソックスタイプ・ベルトタイプなどさまざまなタイプのサポーターや矯正器具があります。

ソックスタイプはその名の通り、靴下のようにして履くだけのため就寝時でも使用可能です。ベルトタイプは足指の付け根の部分に巻き付けて使用します。日中の活動時にも使用可能です。

パッド型は靴の中に入れて使用するタイプの矯正器具です。母趾と人差し指を分離させて進行を防止するセパレーターやスペーサーなどもあります。

ただ、種類が多いため、どのサポーターや矯正器具が自分に合うかわからない方もいるかもしれません。その場合には、整形外科で医師に相談して選んでもらうのが良いでしょう。

体重を増加させない

体重が重いと歩行時に前足部に大きな圧力がかかります。体重が軽い方と比べて、外反母趾の発症・進行のリスクが高まるため、可能な限り体重を増加させないことが大切です。

肥満気味の方は減量して体重を減らすと、外反母趾の進行を防止できます。前足部にかかる圧力が減るため、痛みも緩和されるでしょう。

まとめ

外反母趾が突然痛み出した場合には、歩幅を大きくして歩数を減らしたり冷やしたりして対処しましょう。外反母趾サポーターを使用したり痛み止めを使用したりするのもおすすめです。

また、足指に負担がかかりやすい生活をしていると、外反母趾が悪化してしまいます。外反母趾の進行を防止するため、足に合う靴を履き足指の筋肉や腱のバランスを整えるストレッチなども行うようにしましょう。